「楽しい」のその先へ。YouTubeでの経験をSubstackにどう繋ぐか。
エッセイでいいのかな、と思ったら書けなくなりました。
も、もうダメかもしれない……。
少し前からぜんぜん文章か浮かばないんだ。
書くのは嫌いじゃない。むしろ好きなほうだと思う。noteだって、なんだかんだで1年続いている。全然読んでもらえないのに、それでもコツコツ書いていた。コツコツ嫌いの私がコツコツ書いてたんだから、好きじゃないと説明できない。
5月末にSubstackにアカウントを作った。
noteで無風だったのがウソのように、ここではいいねがもらえて、コメントがついて、時にはリスタックまでされて、楽しくて仕方なかった。朝起きて、通知を確認するのが毎日の習慣になって、1日のスタートとしては申し分なかった。
けど、1カ月もしたあたりから、楽しいだけでいいのかな、と思うようになって来た。
無風noteの「読んでもらいたい」時代から比べたら、なにを贅沢いってるんだって話なんだけど、裏を返せばやっとスタートラインに立てたということなのかもしれない。
そもそも私がnoteを始めたのは「文章がお金になるらしいよ」という言葉につられたからだった。ちょうどYouTube以外の第二の柱を探している時期だった。
なので、包み隠さず言うならば、書くことが好きというのが前提としてはあったけれど、その先に見えていたのは収益化だった。
けれど、note収益化の難しさはたぶん多くの人が感じている通りで、第二の柱どころか、時間をかけて記事を書いても数千円がやっとというありさまだった。
煽る、誇張する、お得感を出す、実績を強調する……、そういったマーケティングの基本らしきあれこれが苦手だったので、当然といえば当然の結果なのだけれども、それにしても効率が悪すぎた。
あまりの効率の悪さに、途中からは有料化もあきらめて、せっせと無料記事を書いて「とにかく読んで」での気持ちで続けていた。そうしてここからSubstackの出会いへと繋がる。
Substackで記事が読まれるようになって、私は当初の目的を思い出すようになっていた。そう「YouTube以外の第二の柱」だ。
Substackは楽しい、楽しいからこのままでいたい、という思いと、第二の柱を目指すなら「楽しいだけ」ではダメだという思いが交差する。
なぜなら、「好きなことで生きていく」がキャッチコピーだったはずのYouTubeで、私は好きなこと、楽しいことだけではどうにもならない現実を嫌というほど経験してしまったから。
YouTube歴は9年になる。登録者は60万人弱。TikTok、Instagramもあわせると、100万人を超えるフォロワーがいる。
数字だけで見るならかなりのものだ。
ただ、この数字がそのまま収益の多さにつながるわけではない。YouTubeを運営している人ならわかると思うが、稼げるジャンルと、稼げないジャンルというのが明確にある。
私の動画は「100円ショップなどの手軽な素材で作る高見えするインテリア」がテーマだったから、広告収益以外に収益化の選択肢がまったくなかった。
それでも、そもそもは趣味でつくったアカウントだったし、広告収益で稼げる時代もかつては確かにあったから、あまり深くは考えていなかった。
けれど、様々な紆余曲折を経て、YouTube自体が変化をし、収益方法も広告収益から直積課金へとその主役が移り変わろうとしている。
簡単に言うならば、YouTubeをこのまま続けていても、未来が見えないのである。
「手軽な素材で作る高見えインテリア」の何が致命的かといえば。
1. 完成品の販売ができない。
アート系YouTubeチャンネルでは、完成品の販売をしているのをよく見かけるが、私の場合はそもそもが100均素材なので、完成品としての価値はほぼない。
2. 材料・道具の販売ができない
100均素材なので、アフィリエイトも難しい。ペンチとかニッパーとかの道具にリンクをはることは可能だけれども、メインアイテムではないので、そんなに売れない。単価も低い。
3. 案件が取れない
100均素材、なおかつハンドメイドということで、案件獲得は絶望的な状況だった。トップYouTuberたちが大金を稼いでいるように見えるのは、実はこの案件がかなりの割合を占めている。
4. 自分のファンがいない
最近よく言われることだけれども、登録者とファンはまったくもって属性が違う。私のチャンネルに登録してくれる人たちは、その多くが「作り方」を見たい人たちで「私」を見たい人たちではなかった。
顔だしもしないで動画を作っていたので、それは当たり前のことなのだけれども、「substack始めました♪」と告知しても興味を持ってもらえないのはなかなかに厳しい。民族大移動もおこらない。ゆえに「鴨葱あひる」はYouTubeとはまったく無関係のアカウントとしてゼロから運用している。
5. メンバーシップが成り立たない
4と関係するのだが、ファンがいないのでメンバーシップという直接課金の方法が使えない。
YouTubeの運営から「これだけの登録者がいれば〇人程度の加入が見込めます」と予想人数を提示されたことがある。気をよくした私は、提示されたその数字の、さらに1/10の数字を目標にメンバーシップを始めたけれど、実際はそこにすら遠く及ばず、約1年で閉鎖したという苦い経験がある。
私の告知の仕方が下手だったこともあるかもしれないが「メンバーシップ始めます♪」と告知した瞬間の、登録者さんたちが、ふっと目をそらすかのようなあの空気感は今でもはっきりと覚えている。画面の向こうにいる見たことない人たちなのに本当に、ふっと目をそらすのが分かったんだよ。今でもトラウマレベル(笑)
と、ここまで自分で書いてみて改めて思ったのだけど、どうやったらこんなに八方ふさがりなテーマを選べるんだろうね。
趣味の延長で作ったYouTubeチャンネルだったから、何も考えずに始めてしまったのだけれども、さすがに同じことを二度は繰り返したくない。
というわけで、やっと話がSubstackに繋がるのだけれども、書くのが楽しい、読まれるのが楽しい、交流が楽しい……って、楽しいだけですべてを設計をしてしまうと、その先には何もなかった、ってことはあんがい簡単に起こりえる。
Substackやnoteで文章に価値を感じてもらうためには、どうしても有益さが必要になる。
なにを「有益」と感じるかは人それぞれだけれども、傾向としては副業ノウハウ、ビジネススキル、株式投資などのお金に直結するもの。あるいは介護、育児、教育の体験談などで自分の悩みを軽くするものに有益さを感じる人は多い。
それに対して、書いて楽しい読んでも楽しい「エッセイ」は、いいねもコメントもたくさんつくけれど、いざ収益化を考えた時にかなり難しいと感じている。
YouTubeで経験した「作り方」には興味あるけれど「あなたには興味ない」というあの構造に似ていて、エッセイの場合は「無料」なら楽しく読むけど「有料」になってまでわざわざ読もうとは思わない、という層がかなりいるはずだ。
エッセイを書くのは楽しい。
それが自己肯定感なのか承認欲求なのか、あるいは頭の中が整理される快感なのか、なにが理由なのかはわからないし、本筋ではないのでここではこれ以上深くは考えないけれども、とにかく、放っておくと私はすぐにエッセイに流れてしまう。
そして、ふと我に返った時に思うのだ。
「楽しいだけでいいのか」と。
何が正解かはまだわかっていない。
正解なんてないのかもしれない。
だからこれは盛大な愚痴だ。
愚痴なんて書きたくなかったから、何度となくAI相手に「有料化も視野にいれたアカウント設計をしないと危ういと思う」という話をした。
けれどそのたびに言われるのが「まずは購読者を集めることが先。有料化はそのあとで考えればいい」ということだっだ。
確かにそうだ。
AIは正しい。
先のことばかりを考えて、今がおざなりになってしまっては元も子もない。
エッセイを書こうとする。
でも、手が止まる。
YouTubeの収益化がことごとく失敗したことが脳裏をかすめる。
アカウントが小さいうちはいくらでも方向転換できる。だけど大きく育ってしまった後でそれを変えるのはとてつもなく難しい。
大きく育ってしまった後?
今はこんなに小さいのに、大きく育つつもりでいるの?
考えが堂々巡りを始める。
にわとりと卵論争もかくやと思うばかりの迷走っぷりだ。
でも、答えが出ていないことを、こうして文章にできただけでも一歩前進だ。書けない、と思っていたのに、気づけばこんなに書けている。
その事実だけを持って、今日は終わりにしよう。
ここまで読んでくれてありがとう。




鴨葱さんがYouTubeとここを切り分けてること、なんとなく知ってたけど、そんな背景があったんですね。苦悩されていらっしゃる話にこう言うのは気が引けるのですが、ものすごく面白い裏話でした。
たぶん鴨葱さんって「前夜」にいるんだと思うんです。革命前夜みたいな。ここからブレイクスルーがあって、YouTube以外で収益化ができて、ストーリーの起承転結が繋がるんだと思うんです。私は鴨葱さんのストーリーの先がものすごく見たい。大団円が見たい。こう思ってしまう私はもう鴨葱さんのファンなのだと思うのです。うまく伝わると良いのですが。
あひるさん、こんにちは!私も今、楽しいってだけで毎日記事を書いています!楽しいってだけで書けている状態で、楽しいのほかの目的をつけてしまったら。。。つけようとしたら、、書けなくなりそうな気がしています。あひるさんの今の「エッセイでいいのかなと思ったらかけなくなりました」状態になってしまいそうなので何も考えず、記事だけどんどん積み上がってきてます笑。続けた先に何かがあるか、私の経験になるのかなぁ~。くらいに思ってます。(''◇'')ゞ